海外コミュニティのredditから「なぜ日本では緑茶を出す店を見つけるのがこんなに難しいんだろう?」という投稿を翻訳してお届けします。
なぜ日本では緑茶を出す店を見つけるのがこんなに難しいんだろう?
(投稿主)
自分は日本の緑茶が大好きで、午後に煎茶や玉露を気軽に楽しめるようなカジュアルなお茶処がたくさんあると思って日本に来た。でも、今のところ2週間の滞在でそんな体験ができたのは一度だけ。
実際に見つかるのは、SNS映えする真っ白な内装の“全部抹茶系”カフェとか、紅茶やコーヒーばかり出すおしゃれなカフェ、日本家屋で着物を着てお茶をすする高額な「本格体験」系の店、あとは食事の前に焙じ茶を出してくれるような小さな喫茶店くらい。たまに紅茶の種類が多いカフェがあっても、抹茶が1種類、焙じ茶が1種類あるくらいで、煎茶はほとんどない。
唯一、煎茶を出していたカフェが一軒あった。そこは年配の男性が古民家を自費で修復し、その建物を生かして「本物の日本の家体験」として営業していた。そこは本当に良かった。
もちろん、東京には予約が必要な高級茶店もいくつかあるけれど、求めているのはそういう場所じゃない。
日本ではもう昔ながらの緑茶ってあまり飲まれなくなったのかな?コーヒーや抹茶に取って代わられてしまった?何か理由を知っている人がいたら教えてほしい。
海外の反応
・海外の反応
日本では、緑茶はだいたい家で飲むものだよ。わざわざどこかに行って飲むようなものではない。お茶屋もあるにはあるけど、残念ながら抹茶中心のところが多い。
・海外の反応
>>日本では、緑茶はだいたい家で飲むものだよ。
そう、それで自分は16年以上前に、道具を全部そろえて家で抹茶を点てるようになった。お茶屋で出されるなんて最初から期待してなかった。日本食レストランならあるかもしれないけど、外食自体あまりしないし、するとしても毎回日本食というわけにもいかないしね!
・海外の反応
日本の人々が緑茶を飲まなくなったわけじゃない。ただ、緑茶は日常品として扱われているから、「おいしいから飲む」というより「いつもの飲み物として飲む」感覚なんだ。
・海外の反応
>>「おいしいから飲む」というより「いつもの飲み物として飲む」感覚なんだ。
イタリアのエスプレッソも同じ。イタリアが本場だからって、どこの店のエスプレッソも最高ってわけじゃない。ただカフェイン補給のために飲む日常の飲み物なんだ。
・海外の反応
>>日常の飲み物なんだ。
イギリスも似てるよ。たいていの人は、ごく普通のティーバッグの紅茶を飲んでるw
・海外の反応
>>日常の飲み物なんだ。
本当にその通り。自分はイタリア人だけど、バルで出るエスプレッソの多くは正直あまりおいしくない。特別なものというより、当たり前の飲み物として扱われてるからだと思う。
・海外の反応
自分の経験では、日常的な煎茶を飲みたいなら、専門カフェには行かない。寿司屋とかで自然に出てくるものなんだ。
つまり、「お茶を専門店で飲む」っていう考え自体があまりなくて、アメリカの地ビールの店に行って「ハイネケンください」って言うような感じに近い。
・海外の反応
正直言って、玉露や抹茶を飲みにお茶屋へ行くのは、そんなに一般的な習慣じゃないと思う。
儀式としての抹茶も、実際にはそんなに飲みやすいものではないしね。
たいていお茶は“ただのお茶”で、食事のときに自然に出てくるもの。ポットに入っていたり、ティーバッグだったりする。
・海外の反応
>>儀式としての抹茶も、実際にはそんなに飲みやすいものではないしね。
自分は家で濃茶を点ててる。飲みづらいなんて話は自分には当てはまらないな。
質の高い抹茶を使えば全然違う。
・海外の反応
他の人も言っているように、緑茶は特別なものとして扱われていない。
店によっては水みたいに無料で出してくれたり、冷たいお茶をピッチャーで置いていたりする。
コーヒーと違って、緑茶は特別な機械がいらないから、ちょっとお茶にこだわる人でも家で簡単に淹れられるんだよ。
・海外の反応
静かに落ち着いた場所でゆっくりしたいなら、和菓子屋に行くといい。甘い和菓子と一緒に抹茶を出してくれることが多い。日本の伝統的なお菓子も一緒に味わえるよ。
・海外の反応
外で特別な体験をしたい人向けには、投稿主が言っていたような中〜高価格帯の茶店がある。イギリスのティールームみたいな感じだね。
・海外の反応
>>イギリスのティールームみたいな感じだね。
イギリスでも、格式あるティーサービスが必ずしも高級茶を出すわけじゃない。むしろサンドイッチやスコーンなど、お茶菓子に力を入れているところも多い。事前に内容を確認しておくのがいい。
・海外の反応
どう言えばいいかな……日本ではお茶は日常の飲み物だから、もし店を構えるなら、伝統的か観光向けのどちらかになる。
観光向けなら、今流行っている“抹茶を飲む体験”みたいな方向になるのは当然だよ。
・海外の反応
自分は東京出身。みんなが言っている通り、煎茶(玉露も含めて)は家で飲むもので、外でわざわざ注文するものではない。
でも、いくつか緑茶を楽しめる場所はある。
寿司屋では、席につくとお茶を出してくれる。
街ごとにある小さな日本茶専門店では、茶葉を買いに行くと試飲用にお茶を出してくれることが多い。
・海外の反応
和菓子屋(とらや、亀屋良長、その他の小さな店)でも煎茶を出すところがある。
甘味処でも確実に緑茶が飲める。デパートのレストラン階などにある小さな和風カフェで、かき氷やあんみつなどの甘味と一緒に楽しめるよ!
・海外の反応
宇治に行ったことはある?去年行ったけど、平等院の近くにすごくいいお茶屋があった。店でもおいしいお茶を出してくれたよ。
・海外の反応
なぜお茶屋が少ないのかには、ちょっとした歴史的背景がある。
昔はスターバックスみたいに、どこの通りにもあったんだ。
でも江戸時代に入って、ローマのワイン酒場のように別の“サービス”を提供するようになってしまい、飲食業の許可制度ができたことで多くが閉店した。
さらに店主の高齢化も重なって、今では懐かしい存在になっている。
今残っている茶屋は観光目的のものが多く、日常生活の一部ではなくなってしまった。小説の中で読むような存在だよ。
・海外の反応
そもそもお茶屋は基本的に観光客のための場所なんだよ。
・海外の反応
本当に良いお茶を買いたいなら、観光地を離れて産地に行くのが一番。農家から直接買える。そういう場所はたいてい少し郊外にある。
・海外の反応
10年前でも同じことを感じたよ。若い日本人に聞いたら、「お茶は祖父母の世代のもの」と言っていた。
確かにコーヒーや“洋風の抹茶ドリンク”が至るところにある。
それでも京都では、伝統的なお茶屋をいくつか見つけることができた。
・海外の反応
場所によっては、お寺の庭で無料の緑茶を出してくれるところもある。探してみるといい。庭でお茶を飲むのはとても気持ちいい。
多くの日本人は家でお茶を飲むし、食堂にも置いてあることが多い。
・海外の反応
玉露を出す店は意外と多いと思う。どんな探し方をしているのか気になる。自分は都市部にしか行ったことがないけど、困ったことはなかった。
・海外の反応
他の人がだいたい説明してくれているけど、例外もあると思う。
自分は静岡県に1か月滞在したが、そこでは煎茶と和菓子を楽しめる店がたくさんあった。観光客もいたけど、地元の人が多かった。特に静岡駅近くの「喫茶一茶」が気に入った。
お茶の産地以外では、ここまで豊かな茶文化はなかなか見られないと思う。
・海外の反応
自宅で飲むものっていう考え方が正解だね。

