海外「日本で大人気のこのゲームが、あまり海外では注目を浴びないのは何故なんだ!?」日本と海外のゲーム人気の違いとは?【海外の反応】

海外コミュニティのredditから「『ドラゴンクエスト』が西洋で『ファイナルファンタジー』に比べて圧倒的に人気が低いのはなぜ?」という投稿を翻訳してお届けします。

『ドラゴンクエスト』が西洋で『ファイナルファンタジー』に比べて圧倒的に人気が低いのはなぜ?

(投稿主)
自分は『ドラゴンクエスト』の大ファンなんだけど、日本と西洋で人気の差があまりにも大きくて、いつも不思議に思ってる。
最初に発売された時期のタイミングが原因なのか? それとも単純にマーケティングの違いなのか?
どうして『ファイナルファンタジー』はあそこまで成功したんだろう? 何が違ったんだろう?

おそらく一つの理由だけじゃなくて、いろんな要素が重なってるんだと思う。
でも、ある場所ではうまくいくのに、別の場所ではそうでもないというのは、本当に興味深い現象だと思う。


翻訳元

海外の反応

・海外の反応
ファイナルファンタジーは、特に全盛期のころ、発売された当時の基準で「どれだけ見た目や音がすごくできるか」に常に挑戦してきた。
一方で、ドラゴンクエストは良くも悪くも、もっと伝統的な要素を引き継いできた。
西洋のゲーム界では「高い制作クオリティ」がとても重視されたんだ。

・海外の反応
>>西洋のゲーム界では「高い制作クオリティ」がとても重視されたんだ。
たとえば『Expedition 33』が「ターン制RPGの救世主」と呼ばれているのも、単にAAA級の最新グラフィックをしているから、という面が大きい。
実際は、近年にもそうした派手さを狙わずに素晴らしいターン制ゲームがいくつもあるのにね。

(もちろんかなり大雑把に言ってるし、他にも要因はある。『E33』をけなすつもりもない。むしろ個人的には今年のベストゲームだと思ってる。ただ、最近の『龍が如く』『オクトパストラベラー』『メタファー』みたいな作品もある中で、西洋のファンが特にこの作品に惹かれているのは象徴的だと思う。)

・海外の反応
シンプルなストーリー、キャラクター、ゲームプレイ。
それが強みになることもあるけど、万人受けはしないからだと思うよ。

・海外の反応
『DQ11』はよくできた作品だけど、ストーリー重視でJRPGを遊ぶ自分には合わなかった。
昔ながらのターン制バトルやクラフトが好きなら良いけど、物語としては「もう何度も見た」感じで、特別さを感じなかった。
過去に何十本もJRPGを遊んできたからそう思うのかもしれないけど、印象に残らなかったんだ。

・海外の反応
マーケティングも影響したけど、それは最初の3作くらいまで。
一番大きな問題は、スーパーファミコン時代にドラゴンクエストがほとんど西洋に存在しなかったこと。
日本ではI・II・IIIのリメイク、VとVIの発売があったのに、西洋ではNESでIVがかなり遅れて出ただけ。
つまり、IVからいきなりPS1のVIIまで飛んでしまった。
一方で、ファイナルファンタジーは途中で止まらず、常に新作を出し続けて今に至っている。

・海外の反応
>>つまり、IVからいきなりPS1のVIIまで飛んでしまった。
西洋では実質2世代分、新作が出なかった。DQ8が出たのは2000年だったしね。


・海外の反応
北米では最初に出たFFが7だった。
当時はRPG自体があまり欧州で発売されていなかった時期だったから大ヒットしたんだよ。

・海外の反応
正確な販売数はわかりづらいけど、SNES時代に北米で一番売れたエニックス作品は『アクトレイザー』だと思う。
それでも、同時期にスクウェアが出していたどの作品よりも少なかった。
結局、北米で発売されたエニックス作品は「翻訳コストが安いもの」が選ばれた可能性が高い。

・海外の反応
派手さが足りず、マーケティングも弱く、初期の印象も良くなかった。さらに作品名の変更もあった。
(補足:海外ではドラクエ7までは「Dragon Quest」ではなく「Dragon Warrior」だった。)

・海外の反応
結局のところ「FF7が出て、DQ7が出なかった」ってこと。
理由はいろいろあるけど、結局は「タイミング」と「場所」と「観客」が合ったかどうか。
FF7のトーンも時代に合っていたし、当時はアニメ文化もどんどん広まっていた。

・海外の反応
DQ7がPS1後期に出たのが大きかった。FF7が起こしたブームの波に完全に乗り遅れた。

・海外の反応
>>DQ7がPS1後期に出たのが大きかった。
発売されたころにはPS2が出ていて、グラフィック的にも見劣りしてしまった。


・海外の反応
自分が遊んだDQ作品はどれも明るくて軽い雰囲気で、深く入り込めなかった。
そう感じるのは自分だけじゃないと思う。

・海外の反応
>>自分が遊んだDQ作品はどれも明るくて軽い雰囲気で、深く入り込めなかった。
自分はその明るさとか軽さこそが好きなんだけど、確かにそれが合わない人も多いかもね。
今の時代のプレイヤーに薦めるのは難しい。
他のJRPGに比べて、どうしてもシンプルすぎるから。

・海外の反応
>>自分が遊んだDQ作品はどれも明るくて軽い雰囲気で、深く入り込めなかった。
戦闘中にニコニコしてる可愛いモンスターたちに攻撃されても、ストーリーの緊張感がなくなるんだよね。

・海外の反応
『DQ5』だけはハマったけど、4・5・8・11を試してみてもそれ以外はピンとこなかった。
3のリメイクには興味あるけど、ああいうシンプルなRPGを今やる気分の時じゃないと厳しいかも。

・海外の反応
単純に、当時は西洋で売ってなかったのが大きいと思う。
自分は初代以外のドラゴンクエストを店頭でもレンタルでも見たことがなかった。
あと敵のデザインが「土曜朝の子ども向けアニメ」っぽくて、あまり惹かれなかった。
もちろんそのスタイルが悪いわけじゃないけど、自分には合わなかったんだと思う。

・海外の反応
プレイステーションの存在も大きい。
ドラゴンクエストにも『モンスターハンター:ワールド』のような「海外で爆発的に人気になる瞬間」が必要だった。


・海外の反応
ファイナルファンタジーは常に革新的だった。
印象的なグラフィック、戦闘をより生き生きと見せようとする演出、そして独自性のある物語を追求する姿勢が、西洋のファンを惹きつけた。

・海外の反応
FF7はまさに奇跡のタイミングで出た作品。
その後すぐにFF8とFF9が続いて勢いを保った。
一方でDQ7はPS1末期に出て、波に乗れなかった。
他にも要因はあるけど、発売時期の差が一番大きいと思う。

・海外の反応
いくつか理由がある。
90年代後半のPS1とポケモンの時代、JRPGが大きく広がった時期にDQがいなかったのは痛かった。
スーファミ版は出ず、DQ7はPS1末期。
エニックスのアメリカ支社も1995年に閉鎖されてしまった。
もし任天堂がDQ1を配ったあとに続編をうまく出せていたら、もっとファン層が定着していたかもしれないけど、今となってはって感じだよね。

・海外の反応
友達にすすめられて『DQ11』をやったけど、しっかりした良い作品だった。楽しい時間を過ごせたし、息子がRPGを好きになるきっかけにもなった。内容を気にせず安心して遊べたのもありがたかった。
悪いところは何もない。

・海外の反応
ファイナルファンタジーのほうがずっとストーリー重視だからかな。

・海外の反応
ドラゴンクエストが3Dグラフィックや三人称視点の戦闘に移行したのは『DQ8』から。
初代ファイナルファンタジーが横並びのバトルを導入してから15年後、FF7がフル3D環境を導入してから(西洋版基準で)ほぼ10年後だった。


・海外の反応
結局のところ、『FF7』の存在が大きかったと思う。